去年の暮れごろは
やたら "Pay Pay" や "Line pay" だとかの
QRコード支払いが言われていましたね。
『お財布ケータイは日本だけのガラパゴス技術だから
次はQRコードの時代だ・・・云々。』
おじさん的には、付いて行く気はないし・・・
もとい、付いて行けないし面倒臭いしで、
かと言って抗うのも疲れるので
もう流れに身を任せ〜です。
スマホとお財布の融合みたいなのはもう必然ですね。
避けては通れないので、ちゃんと考えないとなぁ・・
今回はスマホケースなんですが
年末、一番頭を使った制作品です。
手帳型のスマホケースはデメリット
(マグネットで止めるとカードの磁気が飛ぶ、かさ張る等)
もあるんですが
メリットもより沢山ある。
特にスマホをポケットに突っ込まない女性には
支持者が多いです。
で、お客さんの要望だけでなく
自分なりの改善点も盛り込んで見ました。
厚みのでない財布的収納スペース、
キッチンでレシピを見やすくする事、
その際、スクロールが出来る様に角度が可変で
しっかり固定される事、
濡れた手で液晶に触った時、水滴が革に垂れない事、
ケースを閉じて通話した時にフラップが鼻先を突かない事。
既製品にない大人可愛いデザイン。 etc.etc.・・・・
液晶を見やすくスタンディングさせるには、
よくあるのはスマホの下のベースを
二つに折る手法が一般的ですが
これだと下側にカードや革の部分が回り込むので
塩梅が悪い。
試作を繰り返してたどり着いたのが
ロングフラップにして背面で支える事・・・・
右往左往して結局、一番最初からあったアイデアに戻った。
ただ、ロングフラップにすると使っているうちに
フラップに癖が付いて
ホント、うざいくらい鼻先をつつくようになるんですよ。
それでロングフラップは諦めてたんですが
お客さんの一言 "フラップ回転しませんかねぇ?”
・・・なるほど。
この一言で色々と解決しました。
めちゃ強力なカシメを探して改造加工したり、
長く使っても伸びないように
シルバー製のループを作ったり、
手数が増えて大変でしたが
それがそのままデザインに生きて
とっても満足です。
スタンディングも、
フラップの差し方や立て方でかなり自由度が高く
スクロールや水滴にもかなり使い勝手が良くなりました。
お客さんも、そのご主人さんも気に入ってくれたようで
苦労した甲斐がありました。
やたら長文で、
書き込むのに2時間半もかかってしまった。
年明けからだらけ気味で、
そろそろ気合い入れて仕事しないとなぁ。
もう2,3紹介したい年末制作物があったけど
また機会がある時に・・・